Cello Love

〜もしもチェロが弾けたなら〜

ボレロにはまってフルート買ってしまった

子どもの頃、楽器をいろいろやっていたので、もともと楽器が好きなんですよね。

今は、動画でいろいろ演奏を視聴できるので、最近、チェロ以外にもいろいろ聴くようになって、あるとき、ふと見つけたラベルのボレロの動画にすっかりはまってしまいました。

オーケストラは、ガリシア交響楽団という比較的新しく結成されたスペインの楽団のようです。Student 部門の演奏会なのでしょうか。指揮は Vicente Alberola さんで、この指揮がまたなかなか魅力的なんですよね。

この動画、今日時点で 29,689,244 回の視聴となっているので、クラシック演奏会の動画としては、かなりの人気動画と言えるでしょう。指揮も魅力的ですが、楽団のみなさんも初々しく、また見守る聴衆のあたたかい視線も感じられる、大変気持ちの良い演奏会となっています。動画のアップは、2015/10/09 なので6年前ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、ラベルはこの曲に、通常オーケストラでは用いられないサックスを起用しているので、サックスパートの皆さんの紹介の時には、ひときわ大きな拍手がおこります。

あと、最初に紹介されるのが、もちろんドラムパート(小太鼓 Tamburo Militare)の奏者。一番、大きな拍手をもらっていました。ご苦労様〜という感じです。

 

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小太鼓が全小節を通してこのリズムを刻み続ける

個人的に一番気になるのが、クラリネットの次のファゴットの奏者。クラリネットがモチーフを奏でている間、ずっとリードをくわえたりはなしたり、落ち着きません。

それもそのはず、ファゴットのリードはとてもデリケートらしく、出だしの一音目で失敗する可能性があるわけです。でも、そういう緊張感がかえって初々しく感じられて、無事に吹き終えたときは、頑張ったね〜と、思わず拍手してしまいました。

 

 

いろいろ楽器をやったという割には、私は楽譜があまり読めず、先生に、これからは楽譜が読めた方が、絶対いいですよと言われているので、良い機会だ思って、ボレロの楽譜を買ってみました。

ボレロは、特徴的なモチーフを、次々と楽器を替えながら、演奏していくので、楽譜を眺めながら聴くと、楽しいですよ〜。

 

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ところで、コロナ禍で「おうち時間」ということで、YAMAHAの電子サックス 「YDS-150」やAKAIウインドシンセサイザーEWI SOLO」、Rolandの「Aerophone Pro」などの電子楽器の人気が急上昇しているようです。

特に、YDS-150はなかなか評判も良く、予約しても1年待ちくらいの人気です。私も、例えば、EWI SOLOでボレロを楽器の音色を次々と替えながら一人で演奏してみたら、楽しそうだなと思ったりするのですが、いろいろ考えているうちに、ふと、昔やっていたフルートをもう一度吹いてみたくなりました。

ボレロの冒頭、最初にモチーフを奏でるのがフルート。とても印象的なシーンですよね。フルートは単音なので、楽譜に馴れるにはちょうどいいし、弦楽器や鍵盤楽器ほどは、骨折した小指に負担がかからなそうです。

といっても、ヤマハさんでフルートをみてみると、10万円〜数百万円のフルートがずらりと並んでいて、昔は、といっても半世紀程前なので比較できないですが、3万円くらいだったような記憶が・・・。聞いてみると、7万円代で、入門クラスのものはあるとのこと。それでも、ちょっと吹いてみたいな、というくらいの動機だと、お高いですよね。

というわけで、いろいろ逡巡していたのですが、中古楽器があるんじゃないかと思って、ネットで検索してみると、数は多くありませんが、ありますね〜。

値段も、入門クラスで、2万円から6万円くらい。状態にもよりますが、しばらく眺めて、割と状態が良さそうだったYAMAHAの YFL-211SⅡ を購入することに。お値段は46200円(税込)でした。ギリギリがまんできる範囲かな。イシバシ楽器店で、一年保証付きです。中古楽器は、トラブルがあると、自分では調整できませんからね。専門店で買うのが基本でしょう。

で、じゃじゃん。なつかし〜い、フルートです。

 

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YAMAHA YFL-211SⅡ

一応、ネットにアップされていた写真をよくよく確認したので、大丈夫だとは思っていたのですが、思った通りの美品でした。傷はほぼなし。音の方は、とりあえず、低・中音域は大丈夫でした。高音域は、私のスキル的に無理だったので、未確認ですが、たぶん大丈夫でしょう。良い買い物が出来ました。

 

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フルートを写真に収めるのはむずかしいですね〜

さわってみると、割と覚えているな〜とは思うのですが、やはりだいぶ運指を忘れていましたので、とりあえず、初心者用の教本と、楽譜をいくつか、それにフルートの専門雑誌を買ってみました。

 

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教則本、楽譜を何冊かとフルートの雑誌を買ってみました

まあ、ボレロは良いのですが、私にとって、フルートはリコーダーと同じ、気軽に奏でられる笛なので、やはり、ジャズやボサノバ、ポップスやスクリーンミュージックなどで、気ままに楽しみたいな、という感じです。

今日は、アンパンマンのエンディングテーマを低音域で吹いてみました。45年ぶりにしては、まずまずかな。問題は、中音域以上ですね。

 

楽器ですから、馴れてきたら、数十万のフルートも良いですよね〜。美しいですから。

とりあえずは、何年か、これで楽しめると思います。でも、コロナ禍の品薄が解消したら、YDS-150も買ってしまうかも。(笑)

 

楽器はいいですよね〜。マインドフルネスに最適ですよ。